SUBARUのエクシーガ。
丁度、半年前に新車を納めさせて頂いたのですが、今朝お客様から突然異音が発生したとの事で、状況をお伺いすると、
昨日は何も異常は無かった。今朝突然異音がした。結構大きな金属音で前の方からする。
との事。幾つか、思い当たるものの実際に見てみないと適当なことは言えません。積載車に代車を積んで、直ぐに引取に向かいます。確かに移動させるだけでもかなり大きな金属音が響きます。
工場に持ち帰り、リフトアップして点検です。
怪しいのはココ。 左フロントのブレーキ部分です。
ブレーキローターとバックプレートの隙間に何か居ます…。
もう少しアップで見ると、居ました!異音の犯人が!
直径1cmにも満たない、小石が挟まっていました。
とても小さな異物ですが、回転する部品と薄い鉄板の間に挟まり、かなり大きな金属音が発生していました。
取り除いて、無事完了です。車両側の大きなトラブルじゃなくて良かった~。音を聞くまでは駆動系に何か異常が発生したのかと、内心ヒヤヒヤしてました(>_<)
修理依頼の中でも割りと多いのが異音の発生です。 まぁ、何かが壊れれば音がでる事が多いからですが。
今回のケースのように常時、異音がする場合は直ぐに原因もわかり修理しやすいのですが、たまにしか出ない。とか、音の出る条件が不規則なケース等。音の種類も様々ですし、人によって感じ方も違いますので修理が難航するケースも多々あります。
異音修理の場合、なるべく同乗させていただいて実際の音をお客様と一緒に確認させていただく様にしているのですが、ついさっきまで音がしていたのに確認しようとすると音が出ない… というケース。実はかなり多いです。
異音が確認できれば、長年の経験(音の質、大きさ、場所、状況等)からある程度の推測をし、怪しい箇所を重点的に調べることで原因の追求が出来るからです。逆に確認できなければ修理することは、かなり難しいです。ですので、異音が確認できるまで延々とドライブすることもあります。
異音は車の異常信号の一つです。 お客様がおかしいと感じた場合、何かしらのトラブルが発生し始めている事が多いです。放っておかずにご連絡下さい。早期発見、早期修理がお車と財布のためです。放っておくと状況が悪くなり、修理費用も高くなりがちです。