アイドル不調修理
2011-11-16
今日はジムニーでは無く、日産のVQエンジンを積んだ車両の修理です。(もちろん、お預かりしているジムニー達も整備してますよ)
症状としては、暖気後、再始動時にエンストしやすくなるという、電制スロットルにありがちな症状です。
まずは、一番怪しいスロットルとご対面。 多少の汚れは見えるもののそれ程酷くなさそう?
いえいえ、そんな事は無いだろうと、外して確認します。
表からは、それ程でもありませんが・・・
反対側(サージタンク側)はこんな感じでカーボンがびっしり!
この手の電制スロットルは、アイドリング制御までもこのバタフライ一つで行っています。
ここまで、汚れると当然きめ細かなアイドル制御が不能になり、エンスト等、アイドル不調を招くのです。
専用のクリーナーを使用し、地道にカーボンを溶かしながら、除去していきます。
はいっ!キレイになりました(^^♪
表側もきれいになり、気持ちいいです!
でコレを車に取り付けると、アイドルが1100RPM位になってしまいます。
そう、イマドキの車は学習機能が優秀で、スロットルの汚れた分、コンピューターが勝手に調整していたんですね。
スロットルが汚れる⇒回転が下がる⇒コンピューターが回転を少しあげる⇒スロットルが汚れる・・・
以下エンドレス・・とはならずに、コンピューターの調整幅を超えた汚れになった時に、初めて不具合の症状が出ます。
スロットルを掃除したら、コンピューターの学習値をリセットしてあげて、新たに学習させてあげると、正常値の650RPMに落ち着きました。
このあと、流行のRECS(点滴と呼ばれる洗浄システム)を施工し、仕上げにフューエルワンを燃料タンクに入れ、修理完了!
後日、エンジンオイルを交換して完璧です。
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